国際母語デー

February 21, Friday

国際母語デー
© ShutterStock
国際母語デー(International Mother Language Day)は、言語と文化の多様性、そして多言語主義を促進することを目的として、毎年2月21日に世界中で観察される国際的な記念日です。1999年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によって制定され、2000年から正式に実施されています。

目的と意義
国際母語デーの主な目的は、母語を話す権利を尊重し、言語の多様性を守ることにあります。世界にはおよそ7,000の言語が存在するとされますが、その多くが消滅の危機に瀕しています。母語は単なるコミュニケーションの手段ではなく、文化的アイデンティティや知識の伝承、社会的つながりの基盤でもあります。

世界各地での取り組み
この日には、各国の教育機関や文化団体、政府機関などが、言語の保存や多言語教育の重要性を訴えるイベントやワークショップ、展示会などを開催します。また、少数言語や先住民族の言語の保護・振興に関する取り組みも強調されます。

日本における関心
日本では、アイヌ語や八重山語、奄美語などの少数言語が存在し、国際母語デーを通じてこれらの言語の保存・継承の重要性が再認識されています。また、外国にルーツを持つ子どもたちの母語教育の支援も、近年注目されるようになっています。

まとめ
国際母語デーは、言語の多様性を尊重し、すべての人が自分の母語で学び、表現する権利を持つことの大切さを世界に訴える日です。言語は文化の根幹であり、母語を守ることは人類の知的遺産を守ることにもつながります。

国際母語デー公式ウェブサイト

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