国際アーカイブズの日

June 9, Monday

国際アーカイブズの日
© ShutterStock
国際アーカイブズの日（International Archives Day）は、毎年6月9日に世界中で祝われる記念日で、アーカイブ（公文書館や記録保存機関）の重要性を広く認識し、記録の保存・アクセス・活用の意義を社会に伝えることを目的としています。この日は、1948年6月9日に国際公文書館会議（ICA: International Council on Archives）が設立されたことにちなんで制定されました。

目的と意義
この記念日は、アーカイブが個人、組織、国家の歴史や記憶を保存し、透明性や説明責任、文化的アイデンティティの形成に貢献していることを広く伝える機会となっています。また、アーカイブズの専門職の役割や、記録管理の重要性についての理解を深めることも目的とされています。

世界各地での取り組み
国際アーカイブズの日には、世界中のアーカイブ機関が展示会、講演会、ワークショップ、オンラインイベントなどを開催し、一般市民にアーカイブの役割や活動を紹介しています。テーマは毎年異なり、例えば「アーカイブと人権」「デジタル時代の記録保存」など、現代的な課題に焦点を当てることもあります。

日本における活動
日本でも、国立公文書館や地方自治体の公文書館、大学図書館などがこの日に合わせて特別展示や講演会を実施しています。これにより、一般市民がアーカイブに親しみ、記録の価値や保存の必要性について理解を深める機会となっています。

まとめ
国際アーカイブズの日は、記録と記憶を守るアーカイブの役割を再認識し、未来の世代に向けて情報を継承するための重要な日です。アーカイブの存在が、歴史の正確な理解や社会の健全な発展に不可欠であることを広く伝える機会となっています。
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