主の昇天
May 29, Thursday
休みの日: June 2, Monday
日付と位置づけ
主の昇天は、イースターから数えて40日目にあたる木曜日に祝われるのが伝統的です。このため「昇天日(Ascension Day)」とも呼ばれます。ただし、国や教派によっては、より多くの信者が参加できるように、翌日曜日に移して祝うこともあります。
宗教的意義
この祝日は、イエスが地上での使命を終え、神の右に座するために天に昇られたことを記念します。キリスト教の信仰においては、昇天はイエスの神性の証しであり、信者にとっては、イエスが再び来られる(再臨)という希望の約束でもあります。また、昇天によって聖霊降臨(ペンテコステ)への準備が整ったとされます。
典礼と習慣
カトリック教会、正教会、プロテスタント諸派など、さまざまな教派で主の昇天は祝われます。典礼では、昇天に関する聖書朗読、説教、特別な祈りや賛美歌が行われます。特にカトリック教会では、主の昇天は「主の祭日(主日)」の一つに数えられ、重要な祝日とされています。
文化的背景
ヨーロッパの多くの国々(例:ドイツ、フランス、スイスなど)では、主の昇天の日は公的な祝日とされ、学校や職場が休みになります。一方、日本などの非キリスト教圏では、宗教的な行事として教会で祝われることが多く、一般的な祝日にはなっていません。
まとめ
主の昇天は、イエス・キリストの生涯と救いの歴史における重要な節目を記念する祝日です。復活と聖霊降臨の間に位置し、信仰の中で神の国への希望と再臨への期待を象徴する日とされています。
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