聖母の被昇天

August 15, Friday

聖母の被昇天
© ShutterStock
聖母の被昇天(せいぼのひしょうてん)は、キリスト教、特にカトリック教会において重要な祝日の一つで、毎年8月15日に祝われます。この日は、イエス・キリストの母である聖母マリアが、地上の生涯を終えた後、肉体と魂ともに天に上げられた(被昇天した)とされる出来事を記念するものです。

宗教的意義
聖母の被昇天は、マリアが原罪を免れた存在であり、神の特別な恵みによって死後すぐに天に迎え入れられたという信仰に基づいています。この教義は、1950年にローマ教皇ピウス12世によって正式に「信仰の対象(ドグマ)」として宣言されました。これは「無原罪の御宿り」と並んで、マリアに関する最も重要な教義の一つです。

祝日の位置づけ
カトリック諸国では、聖母の被昇天は「大祝日」とされ、多くの国で法定の祝日となっています。たとえば、イタリア、スペイン、フランス、ポーランド、オーストリアなどではこの日が公的な休日となり、ミサや行列、地域ごとの伝統行事が行われます。

日本における状況
日本では、聖母の被昇天は国民の祝日ではありませんが、カトリック教会においては重要な祭日とされ、信者はミサに参加することが奨励されています。特にカトリック系の学校や教会では、この日に特別な礼拝や行事が行われることがあります。

文化的側面
多くの国では、この祝日は夏のバカンスシーズンと重なるため、家族での集まりや地域の祭りと結びついていることもあります。例えば、フランスでは「聖母マリアの祝日」として、教会でのミサのほか、花火や音楽祭などが開催される地域もあります。

聖母の被昇天は、マリアの信仰と神への従順さを称える日であり、信者にとっては希望と救いの象徴とされています。
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