枝の主日

April 13, Sunday

枝の主日
© ShutterStock
枝の主日(しのしゅじつ)は、キリスト教における重要な祝日の一つで、イエス・キリストがエルサレムに入城した出来事を記念する日です。英語では「Palm Sunday(パーム・サンデー)」と呼ばれ、復活祭(イースター)の1週間前の日曜日にあたります。この日から「聖週間(Holy Week)」が始まり、イエスの受難、十字架刑、そして復活へと続く一連の出来事が記念されます。

聖書における背景
新約聖書の福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)によると、イエスは過越祭の時期にエルサレムに向かい、ろばに乗って町に入られました。群衆はイエスを歓迎し、道に自分たちの衣を敷いたり、ナツメヤシ(パーム)の枝を振って「ホサナ(主をたたえよ)」と叫びました。これは、イエスをメシア(救い主)として迎え入れる象徴的な行動でした。

象徴と儀式
枝の主日には、教会での礼拝の中でヤシの枝やオリーブの枝などが祝福され、信者に配られることが多いです。これらの枝は、イエスを迎えた群衆の行動を象徴しています。多くの教会では、枝を手にした行列(プロセッション)が行われ、イエスの入城を再現する儀式が執り行われます。

日本における枝の主日
日本のキリスト教会でも、枝の主日は重要な日とされており、特にカトリック教会やプロテスタントの一部で礼拝が行われます。日本ではヤシの枝が手に入りにくいため、代わりにツバキやオリーブの枝などが使われることもあります。

枝の主日の意義
この日は、イエスが人々に歓迎されながらも、数日後には十字架にかけられるという、栄光と受難の対比を象徴しています。信者にとっては、イエスの謙遜と犠牲を思い起こし、復活祭に向けて心を整える大切な機会となります。
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