独立記念日

September 18, Thursday

独立記念日
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チリの独立記念日(Fiestas Patrias)は、毎年9月18日に祝われる国民的な祝日で、1810年にスペインからの独立を宣言したことを記念する重要な行事です。この日はチリの歴史と文化、そして国民の誇りを祝う日として、全国的に盛大に祝われます。

独立記念日の祝賀は通常、9月17日から19日までの3日間にわたって行われ、多くの場合、9月20日まで休暇が延長されることもあります。9月18日は正式には「国家統治評議会の設立記念日(Primera Junta Nacional de Gobierno)」と呼ばれ、1810年にサンティアゴで開かれた最初の政府評議会の設立を記念しています。これはスペインからの独立運動の始まりとされ、チリの独立の第一歩となりました。

祝賀の伝統と文化
この期間中、チリ全土では「フェリア・パトリア(Feria Patrias)」と呼ばれる祝祭が開催され、伝統的な音楽、ダンス、料理、ゲームなどが楽しめます。特に「クエカ(Cueca)」というチリの国民舞踊が披露され、人々は民族衣装を着て踊ります。また、伝統的な食べ物としては、エンパナーダ(肉やチーズを詰めたパイ)、アサード(バーベキュー)、チリワインやチチャ(果実酒)などが人気です。

軍事パレードと公式行事
9月19日は「軍の日(Día de las Glorias del Ejército)」として、首都サンティアゴのオイギンス公園で大規模な軍事パレードが行われます。このパレードには大統領をはじめとする政府高官が出席し、チリ軍の誇りと国の防衛力を国民に示す重要な行事となっています。

国旗の掲揚と愛国心
この期間中、すべての家庭や公共施設、企業などはチリ国旗を掲揚することが法律で義務付けられており、違反すると罰金が科されることもあります。これは国民の愛国心を高め、国家の一体感を象徴するものとされています。

チリの独立記念日は単なる祝日ではなく、家族や友人と集まり、伝統文化を楽しみながら、チリという国の歴史とアイデンティティを再確認する大切な機会となっています。
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