憲法記念日
July 17, Thursday
歴史的背景
1945年の日本の植民地支配からの解放後、朝鮮半島は南北に分断され、南側では独立国家の樹立が模索されていました。1948年に国会が構成され、同年7月17日に大韓民国憲法が正式に公布されました。この憲法は、国民主権、三権分立、基本的人権の尊重などを基本原則とし、韓国の民主主義体制の礎となりました。
祝日の性格と現在の扱い
憲法記念日は、かつては法定の公休日(休日)でしたが、2008年の祝日法改正により、現在は「記念日」として残されているものの、法定の休日ではなくなりました。そのため、学校や企業は通常通り営業・授業を行います。ただし、政府機関や法曹界では記念式典や講演会などが行われ、憲法の意義を再確認する機会となっています。
記念行事
この日には、政府主催の公式記念式典が開催され、国会議員、司法関係者、学者などが参加します。また、憲法に関する講演会、シンポジウム、学生向けの作文・ポスターコンテストなども行われ、国民の憲法意識を高める活動が展開されます。
意義
憲法記念日は、韓国が法治国家として出発したことを記念し、国民が憲法の価値と重要性を再認識する日です。特に民主主義や人権、法の支配といった原則を守ることの大切さを考える機会として位置づけられています。