シリキット王太后陛下のお誕生日
August 12, Tuesday
シリキット王太后は、ラーマ9世(プミポン・アドゥンヤデート国王)の王妃であり、長年にわたり国民から深い敬愛を受けてきました。彼女は社会福祉、医療、教育、伝統文化の保護など多くの分野で積極的に活動し、タイ社会に大きな貢献をしてきました。その慈愛と献身的な姿勢から、タイ国民の「国の母」としての象徴的存在となっています。
この祝日には、全国の政府機関や学校、企業が休業となり、国中で祝賀行事が行われます。街中や建物には王太后の肖像画が掲げられ、青色(王太后の生まれた曜日である金曜日の色)を基調とした装飾が施されます。また、寺院では功徳を積むための儀式や托鉢が行われ、家庭では母親に感謝の気持ちを表すためにジャスミンの花(母性愛の象徴)を贈る習慣があります。
この日を通じて、タイ国民は王室への敬意を新たにし、家族の絆や母親への感謝の気持ちを深める機会としています。シリキット王太后のお誕生日は、単なる王族の記念日を超えて、国民的な団結と愛情を象徴する重要な祝日となっています。